株式会社日本製衡所(未来をはかるコーディネーターニッコー)
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計量機をご利用頂くに当たっての疑問などにお応えするページとなっております。質問事項右端の「+」をクリックすると回答が表示されます。
⇒ A1. はかりは、ロードセル(重量読取部)と載台と指示計で構成されています。
ロードセルには指示計から送られた一定の電圧がかかっていて、そこから戻ってくる電圧の出力を指示計で常時読み取っています。
はかりに物が乗ったとき、ロードセルは少しだけ歪みます。その歪みによって変化した電圧を、指示計で重量値に置き換えているのです。
そのため、はかりはロードセル・載台・指示計のどれが欠けてもいけないのです。
⇒ A2. 本当です。
雷は稲妻の放電により広範囲に渡って強い電界を生み出し、非常に高い電流が流れます。地表に雷を導く誘導雷は地表を這うものもあるため、直撃を避けたとしてもはかりが破損する場合があります。( 破損する場合はほとんどが誘導雷によるもの )
重量を検出するためのセンサーであるロードセルは、微弱な電気信号を常に送っている部品です。同じく指示計も細かい電気制御部品が多く使われています。
電気は電気を呼び寄せる性質を持っているため、雷はこれらの電子機器に影響を及ぼす可能性が高いのです。対応策としては、はかりを使用しないときには電源コンセントとコネクター類を必ず抜くようにしてください。
落雷に関しては機械保険、又は動産総合保険に加入する事をおすすめします。
⇒ A3. 必要です。
ロードセルに電圧を送り、そこから帰ってくる電圧を重量値に変換するための装置が指示計ですので、パソコンに重量値をデータとして送るためにも指示計は必要となります。
はかり = 本体( ロードセル )+ 指示計と考えて頂くとわかりやすいかと思います。
⇒ A4. 商取引や証明に利用するためのはかりに義務づけられたものです。
金銭の絡む取引や、病院や陸運局など重量を各種証明に使う場合、はかり( 指示計 + 本体 )には検定証印がなくてはなりません。
そのはかりが正確な重量を検出しているか、はかりの精度は確かであるかなど、はかりを出荷する前に計量法に基づき計量検定所の指導のもとで検定を受けます。
検定に合格したはかりには検定証印が捺印された検定銘板が貼られます。
また、はかりが壊れてしまいロードセルなどのはかりを構成する部品を交換するときにも再度検定を通す必要があります。この場合は改造検定と呼ばれています。
検定とは、製品の出荷時と部品交換時に行う必須項目とお考え下さい。
⇒ A5. 検定を受けたはかりを運用維持するために必要なものです。
検定を通したはかりは、商取引や証明に用いることを前提とされています。
※ 初回の検査については市町村の指定年に行うため、2 年未満になる場合もあります。
そのため、はかりが正確、かつ公正に運用されているかを、2 年に一度検査しなければなりません。
公的検査については証明を保有する民間企業でも受けることが可能で、この場合代検と呼ばれています。
私達日本製衡所でももちろん代検を行えますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
⇒ A6. 一般的には関係ありません。
計量検定を通したはかりはほとんどの場合、指示計と計量器で検定を通しています。
はかりの検定は、あくまではかりを構成するロードセルと指示計の組合せを計量器として考え、その他のパソコンソフトや周辺機器を絡めての計量は「組合せ計量」という方法として考えられます。
そのためパソコン計量ソフト等の周辺機器のみの追加導入や入替えには計量検定は関係ありません。
既存のはかりと指示計をそのまま利用してパソコン計量を行いたい場合などは、是非とも弊社にお任せ下さい。
⇒ A7. 指示計との関連です。
計量検定対象外のはかりについては問題ありませんが、計量検定を受けているはかりに関しては、指示計とはかり本体のセットで検定を通っているため、はかり本体のみの入れ替えを行ってそのまま運用してしまうと、計量法違反となってしまいます。
はかりの本体のみ入れ替える場合は、既存の指示計と一緒に再度検定を通す必要があります。計量検定費用を考えますと、指示計も新しい物に変えた方がよろしいかと思います。