株式会社日本製衡所(未来をはかるコーディネーターニッコー)

株式会社日本製衡所

JCSS校正サービス

JCSS校正

日本製衡所では、トレーサビリティ(=測定標準及び校正の段階的なつながり)が確保された『常用参照標準(分銅)』を使用し、お客様の『はかり』や『分銅』に対してJCSS校正を行います。JCSS認定シンボル付きの校正証明書を提示することで、ISO9000シリーズやIATF16949・HACCP・ISO等の法制度や要求事項に対し、お客様の『はかり』『分銅』が国家計量標準にトレーサブル(=参照基準に関連付けることができる測定結果の性質が付与された状態)であることを証明できます。

↑トレーサビリティーイメージ図

はかりのJCSS校正範囲

60kg〜20,000kg以下

分銅のJCSS校正

20k/500kg/1000kg

※拡張不確かさ及び詳細についてはこちら

※分銅のJCSS校正につきましては上記以外も対応可能な場合がございます。
ご気軽にご相談ください。

JCSS校正付きはかりの販売はもちろん、すでに導入済みの既存のはかりを現地でのJCSS校正※1可能。さらには、他社の計量器のJCSS校正にも対応可能※2となります。ぜひご気軽にお問い合わせください。

JCSS校正サービスとは?

はかりのJCSS校正サービスは、計量器の正確さを保証するためのサービスです。例えば、工場で使われるはかりがの基準が統一されていないと、製品の品質に影響が出ることがあります。JCSS校正サービスを利用することで、はかりが正確に動作していることを確認し、信頼性を高めることができます。

JCSS校正の重要性

近年のグローバル化・品質保証の観点からJCSS校正証明書の提示を取引先企業から求められるケースが年々増加しております。JCSS校正を行なっていないと取引先NGとなる可能性もあるため、JCSS校正に対応する必要があるかどうか事前に確認をすることが大切です。

上記の観点からもJCSS校正は全世界に通用する、厳格な統制といえます。

JCSS校正と定期検査(代検査)の違いについて

JCSS校正は計量器のトレーサビリティを確保するための校正であり、定期検査は計量器の精度を維持するための検査(制度)です。

定期検査は計量法に重さで取引や証明に使用されるはかりの精度を確保するために、一定の基準に適合しているかどうかを定期的に検査することを事業者に義務付ける制度となっており全くの別物です。

JCSS校正と代検査を同時に受けることは可能ですが、JCSS校正を受けたから定期検査を行わなくて良いというわけではありませんので注意が必要です。

代検査についてはこちら

校正と較正の違いについて

校正(こうせい)と較正(こうせい)は同じ発音で似たような言葉ですが、異なる意味を持っています。校正は、測定器が示した値と標準器の値の差分を確認し、正しい値を明らかにする作業です。一方、較正は、測定器の値と標準器の値を比較した上で、測定器を調整して正しい値に近づける作業です。

校正作業

較正作業

※画像はイメージです

簡単に言うと、校正は「基準と比較し確認する」、較正は「基準と比較し修正する」と覚えると良いでしょう。はかりのJCSS校正は「校正」となっており、JCSSの基準分銅からどのくらい数値がずれているかを確認する作業となる為、数値の修正は行いません。(著しく基準から外れている場合は除く)

JCSS校正はどの業種で使われているの?

はかりのJCSS校正は、さまざまな業種で使用されるはかりの正確さを保証するために重要なサービスです。以下のような業種で広く利用されています。

自動車産業

IATF16949 等に対応

食品業

HACCP 等に対応

製造業

IATF16949・HACCP・ISO等に対応

製薬業

ISO等に対応

など・・・

納品を行う企業様に質量の観点からトレーサビリティを求められた場合JCSSは非常に有効となります。
自分の会社でJCSS校正が必要かどうかを知るためにまずは日本製衡所にお問い合わせください。

JCSS認定シンボル付き校正証明書

JCSS認定シンボルは、計量法第143条及び ISO/IEC17025 「試験所及び校正機構の能力に関する一般要求事項」に基づく認定基準に適合する認定事業者にのみ使用が許されるもので、国家標準へのトレーサビリティと校正結果の品質を保証します。
当社校正室は、認定基準として ISO/IEC17025 を用い、認定スキームを ISO/IEC 17011 に従って運営されているIAJapan により、JCSS認定シンボルを使用した校正証明書の発行が認定されています。

国際MRA対応認定事業者とは?

JCSS校正事業者の中で、さらに国際MRA対応認定事業者として認定されると、国際的にも通用するILAC MRA対応のJCSS認定シンボル付校正証明書を発行できます。
IAJapanは、国際試験所認定協力機構(ILAC)並びにアジア太平洋試験所認定協力機構(APLAC) で相互承認を行っているので、JCSS認定シンボル付き校正証明書は、米国(NVLAP、A2LA),英国(UKAS)、ドイツ(DAKKS)、オーストラリア(NATA)などが認定した校正機関の発行する校正証明書と同等です。
当社のJCSS校正は、ILAC MRAに対応しておりますので安心いただけます。

当社にてお客様の分銅及びはかりをJCSS校正することで、トレーサビリティを確保することができ、日本国内はもちろん、世界 ILAC MRA 署名認定機関数:107、参加国および地域数:115(2022/7/4現在)に通用する校正証明書を発行することができます。

JCSS 0369は当社校正室の認定番号です。

日本製衡所では、トレーサビリティが確保された
『常用参照標準』を使用し、
お客様の『はかり』をJCSS校正いたします。

JCSS認定シンボル付きの校正証明書を提示することで、
ISO9000シリーズやIATF16949・HACCP等の法制度や要求事項に対し、お客様の『はかり』が国家計量標準に
トレーサブルであることを証明できます。

はかりの校正範囲

電子式非自動はかり

校正範囲

拡張不確かさ
(信頼の水準約95%)

恒久的施設

現地校正

60kg~500kg以下  0.15kg 0.15kg 
500kg~3,000kg以下  1.5kg 1.5kg 
3,000kg~5,000kg以下  3.1kg 3.1kg 
5,000kg~16,000kg以下  7.6kg 13kg 
16,000kg~20,000kg以下  7.7kg 134g 

物の重さを正確に計測するために欠かせない存在である「はかり」。
その計量装置の正確性と信頼性を確保するための基準として、分銅が活用されます。

分銅は異なる物体の質量を比較し、計量装置の正確性を検証するための不可欠な要素となります。

そのため、

『分銅』の正確さは絶対的なものであるだけでなく、
国家標準との密接なつながりが明確であることが要求されます。

日本製衡所は、大質量の分銅に特化したJCSS校正を行い、
お客様の『分銅』に対して、計測値の信頼性と国家計量標準への
トレーサビリティの確保に貢献します。

分銅の校正範囲

電子式非自動はかり

校正範囲

拡張不確かさ
(信頼の水準約95%)

協定質量の校正

1000kg  16g 
500kg  8g 
20kg以下  0.1g 

※分銅のJCSS校正につきましては上記以外も対応可能な場合がございます。
ご気軽にご相談ください。

当社校正室情報

・2022年12月22日 JCSS校正事業者として登録、認定(質量:分銅)

・2023年08月03日 JCSS校正事業者として登録、認定(質量:はかり)

※1 実際の現場環境によっては校正が不可能な場合がございます。
※2 計量器はひょう量、その他寸法等によっても制限がかかる場合がございます。